Adobeの一般ユーザー向け「iPad」用アプリは、「Adobe Voice」によって苦しいスタートを切った。Adobe Voiceは、写真やグラフィックのスライドショーにナレーションを組み合わせ、動画として保存するソフトだが、当初はユーザーから多くの苦情が寄せられた。出力オプションが限られていたことが理由だが、これについてはAdobeがその後に修正した。
そして、このたび姉妹アプリ「Adobe Slate」が加わった。Adobe Slateは、Adobe Voiceと同じような目的に使用され、気に入った写真を共有したいユーザーのために短時間で1つのストーリーを作り出してくれる。どんなブラウザでも閲覧できるスケーラブルな最先端のウェブページを、楽しみながらすばやく簡単に作成できる。
Adobe Voiceと同様に、Adobe Slateは完全に無料で、「Creative Cloud」アプリではない。ただし、Adobe IDを登録し、「Made with Slate(Slateで作成)」「Get Slate(Slateを入手))」といったメッセージや、Adobeのホスティングを我慢する必要がある。これは、教育機関や非営利団体、小規模企業など、Creative Cloudエコシステムを購入する余裕がないユーザー層や、そうした複雑なものを求めていないユーザー層の獲得を目指す同社の方針に沿ったものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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