パナソニックと野村不動産は横浜市港北区綱島東にあるパナソニック事業所跡地を活用し、次世代都市型スマートシティ「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」(Tsunashima SST)の開発に着手すると発表した。2016年度中にも完成する見通し。横浜市もTsunashima SSTの取り組みを支援するとしている。
パナソニックは、1960年に松下通信工業(当時)の拠点として同地区に進出し、通信や無線、計測機器などの生産を行ってきたが、2011年に事業所をクローズし、新たな地域貢献の在り方を模索してきたという。
Tsunashima SSTには、商業施設や集合住宅に加え、アップルが本格的なテクニカル・デベロップメント・センターの建設を予定している。
今回の発表を受けてアップルは、「綱島(横浜市)に本格的なテクニカル・デベロップメント・センターの建設を始めることとなり、これにより日本におけるさらなる業務拡大ができることを大変喜ばしく思う。このランドマークとなる建物は、従来に比べエネルギー使用量を40パーセント削減し、敷地内に1200本以上の樹木を新たに植えたり、屋上の緑化や水の再利用を行なうなど、環境に配慮した特長を備えている。こうした環境にやさしい施設にすることを、横浜市と共に進めていく。私たちは日本における弊社のこれまでの歴史を誇りに思うと共に、30年以上支え続けてくださる多くのお客様に感謝申し上たい」とステートメントを発表。また、横浜テクニカル・デベロップメント・センターの完成予想図を公表した。
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