Gunosyが4月28日にマザーズ上場--設立から約2年半で

 ニュースキュレーションアプリ「Gunosy」を運営するGunosyは3月24日、東京証券取引所よりマザーズ市場への新規上場を承認されたことを発表した。上場予定日は4月28日。2012年11月の会社設立から約2年半での上場となる。


「Gunosy」

 Gunosyは、エンタメやスポーツ、社会、経済など、幅広い分野のニュースをまとめて閲覧できるアプリ。当初は、ユーザーが利用するSNSやはてなブックマークの内容をもとに個々の嗜好に合ったニュースやブログを抽出して、決まった時間に配信するサービスだったが、2014年2月に大きく方針を転換。個人向けの情報に加えて、網羅的な情報も閲覧できるようにした。

 2014年3月以降には、KDDIなどから大型の資金調達を実施し、その資金を元にTVCMや交通広告などを大規模に展開。これによりユーザー数が急増し、当時差をつけられていた「SmartNews」に並んだ。しかし、こうした資金調達やプロモーションのキーマンと言われていた共同最高経営責任者の木村新司氏が同年8月末に退任を発表。同社では「任期満了のため」と説明していたが、突然の退任発表は話題となった。

 さらに同年11月には「5000万人都市構想」を掲げ、旅行やECなど生活に関わるあらゆるサービスが利用できる“ポータル”を目指すことを発表。この構想の実現に向け、2015年3月中旬からGunosyのデザインの大幅リニューアルを実施している。約2カ月ほどですべてのユーザーに適用される予定だという。

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