Gunosyは11月11日、ニュースキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」内で、旅行予約やネットショッピングなど、生活に関わるさまざまなサービスを利用可能にすることを目指す「Gunosy 5000万人都市構想」を発表した。第1弾として、12月からパートナー11社14サービスと連携する。
2011年10月25日にサービスを開始したGunosyは、約3年で累計ダウンロード数が700万を超えた。また、初めてアクティブユーザー率が46%(デイリーアクティブユーザーをマンスリーアクティブユーザーで割った数)であることも明かされた。提携メディア数は200を超えており、約半数の100メディア以上に月間100万PV(ページビュー)の送客を実現しているという。
広告サービス「Gunosy Ads」の広告主数は過去3カ月で400社におよび、Gunosyの広告経由での予約・購買件数は100万を超えるという。同社代表取締役CEOの福島良典氏は、「Gunosyの記事を見て、商品を検索したり店舗へ行く人も含めると、この数倍から10倍規模になる」と語り、Gunosyはニュースメディアではなく、ユーザーの興味を行動へとつなげるメディアだと説明する。
そこで、今後は新コンセプト「Gunosy 5000万人都市構想」を掲げ、“都市”に見立てた「Gunosy Platform」に、生活に関するさまざまなサービスを集結させることで、スマートフォン時代の新たなポータルの構築を目指す。具体的には記事ページなどからシームレスに商品を購入したり、音楽を聴いたりできるようにする。また、画面右下にチャンネルボタンを常駐させ、より簡単に各媒体や連携サービスをフォローできるようにする。
第1弾の提携パートナーのサービスは、「au」のコミックや音楽、宅配クリーニングの「リネット」、求人サイト「ジョブセンス」、ラジオサービス「radiko.jp」、旅行予約の「DeNAトラベル」、家計簿アプリ「マネーフォワード」、マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」など。
今後は、1年後にアプリの2000万ダウンロードと、100以上の提携メディアへの月間500万PVの送客を目指す。また、サービスの提携企業数を500社まで拡大し、このプラットフォームを通じて月間25万件の予約・購買などの取引の実現を目指すとした。
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