「エバンジェリスト」と聞いて、どんなことをする人なのかすぐに分かる人は、まだ、そう多くはないだろう。本書によると、エバンジェリストとは、「新しい価値観を伝える人」なのだそうだ。特に、IT業界では「エバンジェリスト」と呼ばれる人が活躍し始めているが、実際にはどのような仕事をしている人なのか。
本書は、「エバンジェリスト」がどういう役割を担っているのかを、著者自身の経験を基に伝えようとすると共に、その仕事のやり方から、エバンジェリストではないビジネスパーソンにも役立つ仕事のエッセンスをも伝えようとしている。使っているツールや、デモをする際に作成しているシナリオなど、かなり細かいノウハウまでが広げられているので、プレゼンをする機会の多い人には、相当参考になるはずだ。
「エバンジェリストになりたい」と、ピンポイントで思わなかったとしても、自社のサービスや製品の良さを他者に伝える人という意味では、ビジネスパーソンならば、誰でもそうであるはずだ。エバンジェリストの仕事術を知るということは、今後の自分の仕事のやり方に、何かしらプラスになるのではないだろうか。
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