モバイル決済を手がけるSquareが、「Square Order」を米国時間3月20日で終了するとSan Francisco Chronicleが報じた。Square Orderは、ユーザーがスマートフォンから前もって注文し長い列に並んで待たずに済むようにするアプリだ。
2014年5月に開始された同サービスは、当初のニューヨークとサンフランシスコ以外に拡大することなく、この2都市のBlue Bottle Coffee店舗で飲み物やその他の品物を注文できるだけだった。
Squareは、Twitterの共同創設者Jack Dorsey氏が率いる6年目の企業で、中核事業は、カード読み取りのハードウェアと店頭でのソフトウェアによる主に店舗向けのモバイル決済であるが、消費者向けソフトウェアもいくつか手がけてきた。VenmoやPayPalなどと競合し、友人同士で送金できる「Square Cash」のようなアプリや、2014年にOrderへと置き換えられた、レストランで現金を使わずに決済できる「Square Wallet」などだ。
「オンラインオーダー、ギフトカード、デリバリーサービスの『Caviar』など、企業が事業を成長させていく手助けとなるその他のツールやマーケティングサービスへの取り組みにわれわれは力を入れている」と、同社の広報担当者はSan Francisco Chronicleに語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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