米国時間3月9日に開催されたAppleのイベントを伝えるニュースに興奮したという人や、USB技術の未来に期待している人に朗報だ。「USB Type-C」には、いくつかの素晴らしい新機能が詰まっている。「MacBook」はこの小さなケーブルを使用する最初のノートPCだが、2015年に登場する他の多くのデバイスにも採用される可能性が高い。それまでの間、このUSB 3.1規格に基づいたType-Cコネクタについて知っておくべきことをいくつか紹介する。
プラグを差し込む際に、その都度ケーブルをいじって上下の向きが正しくなるように確認する必要がなくなった。ケーブルの両端にあるコネクタが同じ形状になっており、しかも「上下」の区別がないためだ。これで、部屋の明かりを消した状態でプラグを差し込もうとして、端末の充電ポート部分を傷だらけにすることが少しでもなくなるよう期待したい。
USB Type-Cのデータ転送速度は10Gbpsと、USB 3.0(5Gbps)の2倍となっている。さらに、最大出力は20V、5Aだ。これはつまり、端末からデータを転送したり、バッテリを充電する際の待ち時間が短くなるということだ。
Type-C規格は、(まだ)幅広く採用されているわけではない。当面は、お気に入りの端末同士(HDMI画面や旧版のUSBを搭載した端末など)を接続するために、ドングルをいくつか用意する必要があるだろう。新型「MacBook」を購入する予定であれば、こうした手間を軽減するためにMultiportアダプタが利用可能だ。
USB規格の詳細と、USB 3.1までの変遷については、公開済みの記事「リバーシブル仕様のUSB規格「Type-C」--その利点と従来のUSB規格との違い」を参照して欲しい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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