アップルは3月10日、「Apple Special Event」を開催し、アップル初のウェアラブルデバイス「Apple Watch」の詳細と新しいMacBookを発表した。
Apple Watchは日本でも4月10日から予約注文を開始し、4月24日に発売する。価格は税別で4万2800円から。大きく分けて「Apple Watch」と「Apple Watch Sport」「Apple Watch Edition」の3種類があり、価格帯も大きく異なる。
サイズは、38mmと42mmの2つがあり、どちらも左手首または右手首に装着可能。アップルのウェブサイトには記載されていないが、開発者向けの情報として、解像度は38mmモデルが340×272ピクセル、42mmモデルは390×312ピクセルであると明らかにされている。
Apple Watchは、20モデルがそろう。価格は6万6800円(税別)から。鏡面仕上げを施したステンレススチールケースと、スペースブラックのステンレススチールケース(本体)がラインアップする。ディスプレイにはサファイアクリスタルを使用し、バンドは、3種類のレザーバンド、リンクブレスレット、ミラネーゼループ、高性能のフルオロエラストマー製から選べる。例えば、シリーズで最も高級な42mmのスペースブラックステンレススチールケースとスペースブラックリンンクブレスレットの組み合わせは13万2800円だ。
Apple Watch Sportは、10モデルがラインアップ。価格は4万2800円(税別)からで、シリーズでは最も低価格だ。シルバーまたはスペースグレイの酸化皮膜処理された軽量アルミニウムで作られており、ディスプレイには強化されたIon-Xガラスを使用。フルオロエラストマー製のバンドは、5色から選べる。
Apple Watch Editionは、8モデルがラインアップし、価格は128万円(税別)から。最も高級なシリーズで、いずれも標準的な金よりも最大2倍硬くなるように開発した18Kで仕立てられている。ディスプレイには研磨加工を施したサファイアクリスタルを使用し、そして精巧にデザインされたベルトを特長とする。42mm 18Kイエローゴールドケースとミッドナイトブルークラシックバックルの組み合わせは188万円(税別)で、38mm 18Kローズゴールドケースとローズグレイモダンバックルの組み合わせは218万円(税別)。
Apple Watchは、アップル初となるウェアラブルデバイスで、iPhoneと連携して使用することを想定した製品だ。あらかじめフィットネスや電子メール、音楽、写真向けなどのアプリが搭載されている。メッセージや通話、メールはApple WatchからiPhoneへ簡単に転送できるようになっており、例えば内蔵されたスピーカとマイクを使ってiPhoneを取り出さなくてもApple Watchで会話を始められる。話が長くなりそうなら、iPhoneに転送するといったことが可能になる。電話の着信音を消したい時はApple Watchを手で覆うなど、アップルらしい機能も備える。
また、Digital Touch機能により、ディスプレイに絵を描いて送り合える「スケッチ」や本体に2本の指を画面に押し当てると、内蔵された心拍センサが心拍数を読み取って相手に送信できる「ハートビート」なども搭載されている。
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