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アマゾン、競合アリババの「Tmall」に出店--中国進出の難しさ示す

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年03月09日 08時22分
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 Amazonは先週、競合するAlibabaの「Tmall」上に独自のデジタルストアを開設した。Tmallは、小売業者のストアをホスティングする中国の消費者向けオンラインストア。Alibabaは売り上げの一部を手数料として徴収している。

 AmazonとAlibabaの連携は、控えめに言っても奇妙だ。Alibabaは中国最大のEコマース企業である。同社は2014年に、250億ドルもの資金を調達した歴史的IPOによって米国で上場した後、AmazonやeBayが優勢な米国でのEコマースに照準を定めている。一方、Amazonは何年も前から、小さなシェアしか獲得できていない中国市場で存在感を高めようとしている。

 Tmallは、Alibabaの中国における成功を支える主要な要素だ。世界中の大手小売業者にデジタルストアを提供するTmallは、拡大する中国の中流階級に対する商業的なゲートウェイとなっている。AppleやNikeなど複数の大手米国企業が、Tmallにストアを構えている。そのほとんどの場合、個々の企業はTmallを利用して、自社製品を中国消費者に直接販売している。幅広い企業からの商品を扱うAmazonのポータルは、あまり利用されていない。

 AmazonはTmall上にストアを開設することによって、商品を販売するために別のEコマース企業に手数料を支払うという、なじみのない立場に置かれている。その決断には、中国市場に参入して消費者を惹きつけることがどれだけ難しいかが表れている。同国政府による規制は、昔から中国の地元企業を保護する体制にあり、外国企業は、少なくとも中国企業と提携しない限り、足掛かりを得ることは難しい。例えばビデオゲーム市場では、ゲーム機メーカーが自社ハードウェアを中国の消費者に販売するには、中国の地元企業と提携するしか手段はない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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