オンキヨーとパイオニアは3月2日、以前から発表していたAV事業の統合を、パイオニアのホームAV、電話機、ヘッドホン関連事業をオンキヨーに譲渡することで完了したと発表した。
パイオニアのホームエレクトロニクス製品の開発、製造、販売を手がけていたパイオニアホームエレクトロニクスは「オンキヨー&パイオニア株式会社」、日本国内におけるオーディオ、ビジュアル関連製品の販売をしていたオンキヨーマーケティングジャパンは「オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社」として再編される。
また、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」などを手がけるオンキヨーエンターテイメントテクノロジーは、オンキヨー&パイオニアイノベーションズへと社名を変更。ヘッドホン事業は高品位な音源コンテンツ事業とヘッドホンを中心とするライフスタイル企画製品事業を強化するため、オンキヨー&パイオニアイノベーションズが担当する。同社はこのほか電話機事業、設計関連事業も譲り受ける。
今回の事業統合は、販売や設計に関する共通機能を集約することで、それぞれの機能を一元管理し、事業競争力、収益力の強化を目指し実施されるもの。オンキヨー、パイオニアの両ブランドは今後も維持していくという。
なお、パイオニアでは同日にDJ機器事業をPDJホールディングスに譲渡。今後のDJ関連機器の製造、販売はPDJホールディングス傘下のパイオニアDJが行う。
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