パイオニアとオンキヨーは9月12日、パイオニアのホームAV、電話機、ヘッドホン関連事業とオンキヨーの統合に関して、基本合意書を締結したと発表した。これにより、パイオニアのホームAV、電話機、ヘッドホン関連事業はオンキヨーに統合する。
パイオニアのホームAV事業とオンキヨーの資本業務提携は、6月に発表されたもの。当初は香港の未公開株ファンドのBaring Private Equity Asiaを含めた3社で協議していたが、事業環境の変化に迅速に対応した戦略的かつ機動的な事業展開を長期的に検討することも重要であることから、事業の当事者であるパイオニアとオンキヨーの2社で統合を検討していくことが有効と判断し、3社での最終合意には至らなかったという。
統合に先立ち、パイオニアは対象事業を100%子会社であるパイオニアホームエレクトロニクス(PHE)に集約し、その後パイオニアがオンキヨーの普通株式の14.95%を取得する予定。またパイオニアは保有するPHE株式のすべてをオンキヨーに譲渡する。
PHEとオンキヨーは、オンキヨーを存続会社として合併する予定。最終契約締結は10月末日を予定しており、2015年3月に統合のクロージングを目指し、検討を進めていくとしている。両社のブランドは今後も維持される。
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