Googleが高価格で提供する「Chromebook Pixel」の第2世代がまもなくリリースされる。同社の「Android」および「Chrome」関連プロジェクトの統括者が米国時間2月23日、口をすべらせてしまったようだ。
OMG Chromeによると、GoogleのRenee Niemi氏は23日、同社が「Chromebook Pixel 2」を「まもなく」リリースする計画だとサンディエゴで開催のイベントTeamWork 2015で述べたという。Niemi氏は、同製品について非常にわずかしか詳細を明かさなかったが、Chrome OSを搭載するこのコンピュータが「概念検証」として設計されていると述べ、前世代と同様にハイエンドなスペックが実現されることをほのめかした。
初代Chromebook Pixelは2013年にリリースされたが、Chrome OS搭載端末には通常見られないようなハイエンドな機能を搭載していた。リリース時の価格は1299ドルからで、高解像度ディスプレイと内蔵タッチスクリーンを搭載し、1Tバイトの無料クラウドストレージを装備し、4G LTEでの無線接続をサポートするオプションが提供されていた。
Googleのオプションは、他のChromebookとは全く対照的だった。今でも販売されているこのハイエンドな製品は、高いスペックと優れたデザインで他のChromebookを上回っていた。他のChromebookは当時、わずか数百ドルで販売されており、現在の平均的なChromebookも当時の価格からそれほど高くなっていない。
2013年にChromebook Pixelのレビューを執筆した米CNETのシニアライターであるSeth Rosenblatt記者は、同コンピュータが「素晴らしいハードウェアスペックと堅牢な産業用デザイン」を備えるが、「大多数のユーザーに推奨することは不可能」だと述べた。同氏は同製品を、5段階評価で2.5と評価した。
Googleが新しいChromebook Pixelをリリースする計画だといううわさがこの数週間流れていた。12.8インチ画面を搭載し、高いピクセル密度を誇るとうわさされていた。
Niemi氏によると、Chromebook Pixel 2は開発者向けに設計されているという。同氏は、「開発者とGoogle社員が生産されるもののうち85%を使用する」と述べ、同社は同製品をそれほど大量に製造する予定はないと付け加えた。
Chromebook Pixel 2がまもなくリリースされるとNiemi氏が明かしたことを、Googleは快く思っていないようだ。Googleは、次期Chromebook Pixelに関する発言を含むTeamWork 2015における同氏の講演ビデオを公開していたが、同ビデオは、その後非公開となっている。
Googleにコメントを求めたが直ちには得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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