Mozillaでまた主要な幹部が入れ替わることになった。オープンソースのウェブブラウザ「Firefox」を統括するバイスプレジデントのJohnathan Nightingale氏が、3月31日付でMozillaを離れることになったのだ。
Nightingale氏は米国時間2月17日付のブログ記事で、Mozillaは2014年の困難な時期を乗り越えたと述べた上で、家族との絆、そして自身が住むトロントのハイテク業界との関係を深めるために今回の決断をしたと説明した。
2007年にMozillaに加わったNightingale氏はさらに、「決して、Facebookに引き抜かれたわけではない。次に何をすることになるか、自分でもまだわかっていないのだ」と今の思いをつづった。「自分の周りの世界で起こっていることを把握するための時間を持ちたいと思った。娘が急成長して大人になる前に、一緒に過ごす時間も欲しい。また、トロントのハイテク業界にもっと深く根を張りたいと思う。ここは今、信じられないほど胸躍る場所になっていて、私も何か力を貸せるかもしれないからだ」(Nightingale氏)
今回の辞任発表は、Mozillaが同社にとって大きな痛手となった幹部交代を克服してから1年も経たない中での出来事だ。Mozillaは当時、共同創設者で最高技術責任者(CTO)のBrendan Eich氏を最高経営責任者(CEO)に昇格させたが、同氏が過去に同性婚に反対していたことが猛烈な論争を巻き起こし、同氏は2週間足らずで辞任することになった。同氏の辞任後、MozillaはFirefoxのマーケティングを担当していた元幹部のChris Beard氏を再び招き、後任のCEOとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?