韓国エレクトロニクス企業のLGは、「LG Watch Urbane」という製品でその名の通りラグジュアリー市場に参入したい考えだ。
LGは、Googleの「Android Wear」OSを搭載し、同社初となるフルメタルボディのスマートウォッチを発表するにあたり、その上品で洗練されたデザインを大々的に押し出して、確実に消費者に伝えようとしている。同社は同製品を、2015年3月に開幕するMobile World Congressでさらに詳しく披露する予定だ。
詳細な価格と提供地域はまだ発表されていない。
LG Electronicsのモバイル部門最高経営責任者(CEO)を務めるJuno Cho氏は、「LG Watch Urbaneは、エレクトロニクス機器ではなく、毎日身に着けてアクセサリとして見られるようなウェアラブル機器を開発しようと取り組むわれわれの戦略の重要な要素である」と述べた。
LGはサムスンと同様に、複数の異なるスマートウォッチを市場に投入して、そのうちのいずれかで弾みをつけようとしている。同市場は黎明期にあり、両社はそこに最初に優位に立ちたいと考えている。
LGは、スマートフォン事業の初期段階で数年の遅れを招いたような失敗を避け、スマートウォッチ市場で力強いスタートを切りたいと考えている。同社は「G3」など最近の主力製品のシリーズで、モバイル事業における堅固な足掛かりを得ている。
Urbaneは、「Watch R」と同じ1.3インチの円形プラスチック有機ELディスプレイ(OLED)を採用しているが、ベゼル幅は細くなっている。バンドは、22mmのものであれば取り替え可能だ。同ウォッチは、「Android 4.3」(開発コード名「Jelly Bean」)以降を搭載するスマートフォンと連動する。
Urbaneには、常時オンのアンビエントモードもある。明るさを落とした画面で時刻を表示し、バッテリ消費を抑えると同社は述べた。
Urbaneは、1.2GHzのQualcomm製「Snapdragon 400」プロセッサ、4Gバイトのメモリ、410mAhのバッテリに加えて、加速度計、コンパス、気圧計、心拍センサを搭載している。防塵防水機能も備えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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