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フリップ機構の2 in 1--15.5時間駆動、パワフルなモバイルノート「VAIO Z」レビュー - (page 2)

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液晶を閉じて上から見たところ。中央の線は液晶を折りたたむ際の折り線となる

液晶を閉じて上から見たところ。中央の線は液晶を折りたたむ際の折り線となる

USB電源付きACアダプタ

付属のACアダプタ。USBポートが付いていて電源供給が可能。ここに専用の小型ワイヤレスLANルータを合体できる
付属のACアダプタ。USBポートが付いていて電源供給が可能。ここに専用の小型ワイヤレスLANルータを合体できる

 VAIO Zは省電力な最新CPUやグラフィックスの搭載で、スペック上は最大15.5時間駆動、しかし、それでもACアダプタを持ち歩く機会が全くないわけではない。ACアダプタは以前のVAIOシリーズにもあったUSB電源付きのACアダプタが付属する。

 USB電源はスマートフォンの充電にも使えるが、基本的にはオプションの合体型の小型ワイヤレスLANルータの電源供給に使うもので、ACアダプタとワイヤレスLANルータをひとまとめにして持ち運ぶことができる。

ACアダプタのプラグは独自タイプ。挿入部分が短く力を入れずに挿入可能。力を加えると外れるので、ケーブルを引っ掛けてしまっても被害は少なくて済む
ACアダプタのプラグは独自タイプ。挿入部分が短く力を入れずに挿入可能。力を加えると外れるので、ケーブルを引っ掛けてしまっても被害は少なくて済む

 例えば出張などで、ホテルの部屋で電源アダプタをコンセントに接続、同時に有線LANポートと小型ワイヤレスLANルータも接続しておけば、電源とネットワークの両方の接続が済んでしまう。出先で使う小型ワイヤレスLANルータは小さいものが多いため、合体していると紛失防止や整理という点で有利である。

 このACアダプタとVAIO Z本体の接続は独自コネクタで、付け外しが非常に軽い力でできるタイプ。強い力を加えると抜けてしまう構造で、ケーブルに足をひっかけてしまっても本体が落下したりする恐れが少なくなっている。

 そして、ここまで工夫されたACアダプタだとつい、欲を言いたくなる。ACアダプタの形状が四角い筒状なので厚みがある点は少し残念だ。重さは軽量だが、もう少し薄型のほうがありがたいという人も多いはずで、さらなるACアダプタのバージョンアップを期待したいところだ。

機敏な動作で快適なノートPC

閉じた状態で正面から見たところ。正面側にインターフェースはない
閉じた状態で正面から見たところ。正面側にインターフェースはない

 実際に新しいVAIO Zを操作してみると、高精細な13.3型液晶をはじめ、ゆったりとしたサイズによりゆったりとしたキーボード、そして薄型でしっかりとしたボディに、すぐにリラックスして使うことができた。

 今は季節が冬なので、アルミのボディはひんやりしているが、温かい部屋でしばらく使えば気にならない。触り心地もさらっとしたもので、指紋もつきにくくきれいなまま使い続けることができそうだ。

 Windowsを起動してみると動作は非常に快適かつスムース。最新の高性能CPUに加え、デュアルチャネル構成の8Gバイトメモリ(16Gバイトタイプもある)や、PCI Exress x4接続のSSDにより、動作がとにかく機敏。スリープからの立ち上がりも電源ボタンを押すとすぐに立ち上がってくる。

左右方向のキーピッチは19mm
左右方向のキーピッチは19mm

 キーボードは19mmのピッチで非常に使いやすく、上下の間隔が左右とほぼ同じ約18.5mm(実測値)である点も使いやすい。Ctrlキーは左下のコーナーにあり、その他のキーの配列も一般的なもの。ファンクションキーもそのまま押せばF1~12となるタイプ。今やビジネスノートPCですらデフォルトで音量や画面輝度の機能キーが割り当てられる時代、VAIO Zのスタイルは日本語入力でファンクションキーを多用している人にもありがたい。

上下方向のキーピッチは約18.5mm
上下方向のキーピッチは約18.5mm

 キーのストロークは1.2mmと小さめだが、きちんとしたクリック感があり、キーのベースの剛性感も高いため打ちやすい。パームレストとキーとの関係はキーが一段凹んでいるような印象もあるため、オーソドックスなキーボードばかり使っていた人からすれば慣れが必要なのかもしれないが、現代の薄型ノートPCでは、かなり良い打ち心地と感じている。

 また、試用したのは試作機なので、正確なベンチマークやバッテリ稼働時間は測定していないが、高速SSDを搭載してとにかく機敏な動作感覚と、バッテリ稼働時間が15.5時間を謳うには十分なバッテリの減り方を実感した。とにかく使っていてもあまり減らず、バッテリ残量が少ないまま持ちだしてしまっても不安にならないという感じである。

2 in 1の機能を持ちながらVAIOらしい精悍なデザインのノートPC

VAIO Zの箱。長野県安曇野市の本社で作った「安曇野FINISH」の証
VAIO Zの箱。長野県安曇野市の本社で作った「安曇野FINISH」の証

 新しくなったVAIO Z。かつてのVAIO Fit 13Aの液晶回転スタイルを引き継いでいるため、全く新しいギミックを持ったノートPCというわけではないが、実用的な液晶折りたたみ構造に、超高精細液晶、最新世代のCPUが搭載されてバッテリも持ちが良くなり、さらに使いやすいノートPCとなっている。

 このVAIO Zの製造は、海外へ委託しているのではなく、VAIOの里として知られている長野県安曇野市の自社工場で最終チェックまで行われる「安曇野FINISH」のモデルだ。試用機が入っていた箱にも「made in azumino japan」の記載があり、国内で作られていることが強調されている。

 問題は価格だが、Core i5に8Gバイトメモリ、128Gバイト SSDの基本構成で税抜きで約19万円から。BTOでスペックは選べるため、16Gバイトメモリや256Gバイト SSDを選択すればその分価格は高くなる。安いか高いかは使う人の判断だが、多彩な使い方ができる高性能モバイルノートを探しているならば、検討すべき1台ではないだろうか。

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