Appleが同社デジタル通信サービス「iMessage」および「FaceTime」のログイン処理を強化した。ハッカーによるユーザーアカウントの乗っ取りを防ぐことが目的だ。
Appleは米国時間2月12日、ユーザーのアカウントに2ステップID確認を追加し、そのパスワードを知っていても認証されていない人物はアカウントにアクセスできなくなることを発表した。Appleは、2014年に著名人の「iCloud」アカウントが侵害されたことで注目を集めたが、インターネット関連製品のセキュリティをそれ以来強化してきた。
オンラインサービスはこれまで、ユーザー名とそれにひも付いたパスワードを入力してアカウントにアクセスする1段階の処理に依存していた。2段階認証(2要素認証とも呼ばれる)は、アカウントにアクセスするためにパスワードに加え、2つ目の形式の認証情報を入力して身元を証明することを求め、追加のセキュリティレイヤを提供する。
Appleは、同社のサービスで2ステップ確認を設定する方法や内部の仕組みを説明するFAQを公開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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