電気自動車を手がけるTesla Motorsが、家庭用蓄電池事業に乗り出した。同社が米国時間2月11日、決算発表の電話会議でこれを認めた。
Teslaの最高技術責任者(CTO)を務めるJB Straubel氏は投資家に向けて、同社が発表する予定の消費者向けバッテリが、「かなり早い時期に」利用者の住宅や企業に電力を供給することになると述べた。同氏によると、この製品は、「今後1~2カ月のうちに」発表される見込みであり、バッテリの製造は約6カ月以内に開始することが可能だという。
Teslaは、世界有数の電気自動車メーカーとして知られるようになっている。同社の手がける高級自動車は、モデルや構成に応じて10万ドル以上の価格が付けられている。2003年の創業以来、Teslaは自動車用バッテリの改良や電気自動車の走行距離を伸ばすことを中心に取り組んできた。
Teslaの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏は2014年、同社の「Model S」カーに搭載のものと同様のバッテリを製造することを目指しており、そのバッテリを住宅の壁に設置して、電力が必要なときにいつでも利用できるようになると述べていた。同バッテリは家庭に設置されることから、Musk氏は、「きれいなカバー」を付けて、消費者が使いやすいように「プラグアンドプレイ」で利用可能にしたいと語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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