Microsoftは、モバイル版「Windows 10」の最初のテクニカルプレビューをテスター向けにリリースした。モバイル版Windows 10は、ARMベースの「Windows Phone」、ARMおよびIntelベースの小型タブレットやファブレットで動作するように設計されたバージョンだ。
このプレビュー版は、「Windows Insider Program」にテスター登録したユーザーがダウンロードできる。
Microsoftによると、この最初のプレビュー版は一部のWindows Phone搭載デバイスにのみインストールできるという。具体的には「Lumia 630/635/636/638/730/830」だ。
Microsoftは1月末の時点で、2月にモバイル版Windows 10のプレビューをリリースすると約束したが、具体的なリリース予定日を明かそうとしなかった。同社は1月に開催したWindows 10のイベントで、モバイル版Windows 10に盛り込む機能の一部を、最初のテクニカルプレビューに搭載する機能の他にも少しだけ披露した。
Microsoftは、新しい軽量の同社製ブラウザ「Project Spartan」(開発コード名)について、モバイル版Windows 10の最初のテクニカルプレビュー版には含めないと述べていた。ただし同社は、1月に開催したイベントの参加者にこのブラウザの一部を披露している。Microsoftは、今後数カ月以内にSpartanをプレビュー版に追加する計画だ。
Microsoftの幹部によると、モバイル版Windows 10のSKUには、「Cortana」機能の改良版に加えて、「Outlook」「Calendar」「Photos」「Maps」など、多くの同社製モバイルアプリケーションの更新版や無料版も組み込む予定だという。
モバイル版Windows 10を搭載したWindows Phoneには、最新のタッチファースト「Office」アプリが用意される予定だ。これには「Word」「Excel」「PowerPoint」のほか、「OneNote」の更新版が含まれる。これらのアプリケーションは、モバイル版Windows 10を搭載したWindows Phoneや小型のWindows搭載タブレットに無料でバンドルされるほか、他のバージョンのWindows 10ではダウンロードで入手できると、Microsoftは述べている。
Microsoftによると、モバイル版(およびデスクトップ版)Windows 10には、「Skype」とSMSも直接統合するという。
今回の最初のプレビューに含まれる機能は以下の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」