7週間前に警察による強制捜査を受けて閉鎖されたファイル共有サイト「The Pirate Bay」が、米国時間1月31日に大胆な復活を遂げた。
The Pirate Bayは2014年12月9日からダウンしていた。同サイトの復活を最初に報じたTorrentFreakによると、それから2週間後に、仮のホームページが2月1日までのカウントダウン付きで復活したという。
The Pirate Bayは、著作権侵害を助長していることで知られており、何年も前から数カ国で、サイトの閉鎖をめぐる法廷闘争が続いている。12月に閉鎖された時点では、サイトが復活するかどうか不明だった。1月31日現在、サイトには、トレードマークである海賊船のロゴがあった場所に不死鳥の画像が掲載されている。
スウェーデンの警察は現地時間12月9日、著作権法侵害容疑でストックホルムにあるThe Pirate Bayの施設を強制捜査した。
強制捜査のわずか1カ月前にあたる11月3日には、タイとラオスの国境で、同サイトの創設に関わった人物のうち、最後の1人の身柄が拘束されている。また、強制捜査の数日前には、「Google Play」からThe Pirate Bayに関連する多くのアプリが削除された。
強制捜査後にどうやってサイトが復活したのかは不明だが、もっと以前の2012年に警察によるサイト閉鎖の可能性を察知した際には、サーバを処分して、世界各国のクラウドホスティングサービス業者数社にすべてのコンテンツを移している。
「The Pirate Bayのデータは、徹底的に暗号化され、必要な場合にいつでも使用できる状態で、多数のクラウドに流れ込んでいる」と当時のThe Pirates Bayのブログには記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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