Twitter傘下の動画共有サービスVineは米国時間1月30日、「Vine Kids」をリリースした。ループ再生する6秒間のVine動画を子どもたちが視聴できるようにするアプリで、動画は子ども向けにフィルタリングされている。
Vineでコミュニケーションとマーケティングの責任者を務めるCarolyn Penner氏は、ブログの投稿で次のように述べている。「お子さんたちがVineを楽しんでくださっている(という話を耳にしている)。そこで、お子さんたちにVineを楽しんでいただけるようシンプルな新しいアプリを開発した」
Vineは、2012年の創設以来、着実にオーディエンスを増やしており、現在では少なくとも4000万人に達している。この動画共有アプリは、おかしな動作をしたり、スポーツのほか、羽目をはずして騒いだりする人たちの動画をアップロードして共有するユーザーが多いことで有名だ。2013年には、Vineサイトに大量のポルノ動画がアップロードされて騒動になり、これをきっかけにTwitterはVineをNC-17(17歳以下の視聴禁止)指定にした。しかし、Vine Kidsは、有害な情報を含まず誰でも視聴できるものだろう。
Vine Kidsは、アニメーション、Elmoなど「Sesame Street」のキャラクター、ハリネズミや子犬などキュートな動物の動画をそろえている。Vineの狙いは、子ども向けに安心して見ることができる動画コレクションを用意することだ。
Vineは、通常のVineアプリで毎日アップロードされている膨大な動画の中から、子ども向けの動画を選んでいる。子どもは1つのクリップを見飽きたら、左右にスワイプして新しい動画が見ることができる。Vine Kidsを独立したアプリにすることで、Vineは、子どもたちがアダルト動画を偶然見つけることのないようにしている。
Vine Kidsは「iOS」でのみ利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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