Facebookは、携帯電話の位置情報サービスを利用して、ユーザーが訪問した場所に関するさらに多くの情報を表示するモバイルアプリ向け新機能を発表した。「Place Tips」と呼ばれるこの機能は、その場所のFacebookページや友人からの投稿を利用する。友人が以前に訪れた場所に行くと、関連する投稿や写真が表示される仕組みだ。
Place Tipsはオプション機能で、位置情報へのアクセスを許可した場合にしか表示されない。Facebookは、携帯電話ネットワークやWi-Fi、GPSを利用してユーザーのいる場所を特定するテストをニューヨーク都市圏で開始する。Facebookによると、この位置情報が公開されることはないという。今のところ、この機能を利用できるのは「iPhone」ユーザーのみだ。
Place Tipsは、ソーシャルメディア体験におすすめ情報機能を組み込む新たな試みだ。今のところはYelpと、勢力的にはやや劣るもののFoursquareの2社が大きな力を持つ市場により深く進出する動きと言える。
「Place Tipsは、現在いる場所に関する面白くて役に立つ関連情報を表示する」とFacebookのブログには書かれている。
Facebookは2014年4月に、友人が近くで楽しんでいる場合に通知する「Nearby Friends」機能の提供を開始した。また、同年11月には、企業やアクティビティに関するユーザー向けデータベースの構築を目指して、「Places」ページを開設している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」