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絶好調「iPhone」販売はもろ刃の剣か--アップルQ1決算が浮き彫りにした課題 - (page 2)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年02月02日 07時30分
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 もちろん、たとえ売上高の大部分を1つの製品に頼ることになるとしても、Appleと同じ立場に立ちたいという企業は多いはずだ。そして、Appleは今後も長きにわたって、iPhoneから利益を得るだろう。iPhoneを購入する人の多くは、買い換える際もAppleのエコシステムに留まる。Cook氏は「同四半期は、iPhoneが発売された過去のどの四半期よりも多くの新規iPhoneユーザーを獲得した」と指摘した。

 しかし、AppleのiPhoneへの依存度が高まっていることは、同社を「Apple Watch」の開発へと駆り立てた要因の1つでもある。同社はApple Watch(価格は349ドルから)を2014年9月に発表し、2015年1月27日には、4月に発売予定であることを明らかにした。

 「AppleがiPhoneにすべてをかけても大丈夫だと感じたことは一度もないと思う」とCreative Strategiesで長年テクノロジアナリストを務めてきたTim Bajarin氏は述べる。「Apple Watchが発売されるのは、成長の可能性を秘めた新たな製品だからだ」(Bajarin氏)

 同氏はApple Watchの最初の1年間の販売台数を2200万~2300万台と試算している。Morgan StanleyのアナリストであるKaty Huberty氏の予測は3000万台だ。最初の1年間の販売台数としては悪くないが、いずれの予測もiPhoneはおろかiPadの販売台数にも遠く及ばない。直近の四半期だけでも、iPhoneの出荷台数は7450万台、iPadは2140万台だった。

 Apple Watchの販売台数が増え始めたとしても、1台当たりの売り上げはiPhoneやiPadほどにはならないだろう。Bajarin氏はApple Watchの平均価格を449~549ドルと見積もっている。一方、Appleは27日、第1四半期におけるiPhoneの平均販売価格は687ドルだったと発表した。

 とはいえ、Appleが期待をかける新しい成長分野は、Apple Watchだけではない。同社は「Apple Pay」やBeatsなどの新サービスが業績を押し上げることにも期待している。また、Cook氏によると、Appleはまだ誰も耳にしたことのない新製品を開発しているという。

 「私は以前、Appleには優れた製品が1つしかないと述べたことがある。同社はそのとき、新製品を発表して苦境を脱した。Appleならまた同じことができると期待しているが、Apple Watchがその新製品になるとは思えない。新しいアイデアがさらに出てくることを期待している」(Obuchowski氏)

 Appleは新事業に勢いがつくまで、iPhoneが失速しないことを願わなければならないだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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