2014年に買収したBeatsのストリーミング音楽サービス「Beats Music」が今後「iTunes」に組み込まれるとみられる中、Appleが音楽分析サービスの「Musicmetric」を手がける企業を買収する新たな動きに出たようだ。Musicmetricは、どのような楽曲やアーティストが聴かれ、違法にコピーされ、話題になっているかを測定するサービスだ。
Musicmetricは英国企業のSemetricが運営する音楽分析サービスで、2008年に開始された。Musicmetricは、販売やストリーミングされる楽曲のランキングをさらに掘り下げ、P2P(ピアツーピア)ネットワークのアクティビティ、さらにはブログ、ソーシャルネットワーク、YouTubeでのレビューやコメントを調査分析している。
音楽業界の顧客は、この分析結果を利用することで、アーティストや楽曲に関する話題を追跡できる。
Semetricは、こうしたサービスをテレビ、映画、電子書籍、ビデオゲームの分野でも提供している。
Musicallyによると、Appleは1月に今回の買収について英国の関係当局に通知したという。また、2014年の10月には、Appleの重役がSemetricで取締役に指名されていたという。
今回の買収金額について、Appleは明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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