神奈川県は1月21日、中小企業やベンチャー企業の製品開発を促進する「神奈川ものづくり『わくわく』夢ファンド」の運営者として、クラウドファンディングサービスを提供するサイバーエージェント・クラウドファンディング、きびだんごの2社を選出したことを発表した。
神奈川県がクラウドファンディングを利用し、県内の“ものづくり産業”の活性化を目指す取り組みで、サイバーエージェント・クラウドファンディングの「Makuake(マクアケ)」、きびだんごの「kibidango(きびだんご)」と連携する。県は、神奈川産業振興センターなどと協力してプロジェクトを発掘。審査を通過したプロジェクトはクラウドファンディングサイトで公表され、資金を集められる。
神奈川県は、企業のクラウドファンディングでの資金調達成功後も、商品化や販路開拓などをサポートする。具体的には県の関連機関による展示会への出展支援や、ビジネスマッチングへの参加などの支援プログラムを提供するという。
一方、クラウドファンディング運営者は、資金が獲得できる魅力的なプロジェクト設計のための助言や成功事例のノウハウを提供。特集ページの設置や動画作成支援などもする。さらに、セミナーやワークショップなども無料で開催する予定だ。
なお、2014年12月には、クラウドファンディングサービス「Makuake」「Crowd Bank(クラウドバンク)」「FAAVO横浜(ファーボ)」と横浜市が、市内の企業がクラウドファンディングで資金を調達しやすくするための協定を締結している。
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