もし、ヘルス&フィットネスダッシュボード「FitPort」のようなヘルスケアから体重を受け取ることが可能なアプリを他にも使っているなら、それらのアプリでも同様の設定をすれば、ヘルスケアで体重の入力を一元化できる。それらのアプリとMyFitnessPalで体重をそれぞれ入力しなくても、ヘルスケアで1度入力すれば、すべてのアプリが体重を受け取るようになる。
この仕組みを応用して、Runtasticで計測したランニングによる消費カロリー量をMyFitnessPalに渡して1日の摂取可能カロリー量に反映させる。
Runtasticでヘルスケアとのデータの同期および共有を許可した後、ヘルスケアで「ソース」をタップ。アプリの一覧からRuntasticを選択し、データの書き込みを許可する項目として「ワークアウト」を選択する。これでRuntasticは、自身が計測した消費カロリー量をヘルスケアに渡すことができるようになる。
次に、ヘルスケアの「ソース」でMyFitnessPalを選択する。データの読み出しを許可する項目として「ワークアウト」を選択する。これでMyFitnessPalは、消費カロリー量をヘルスケアから受け取って、自身のデータに反映できるようになる。
これで設定は完了だ。Runtasticが計測した消費カロリー量をヘルスケアの「ワークアウト」を介してMyFitnessPalに渡すという流れができた。
実際にRuntasticを起動してiPhone 6を持って走ってみた。Runtasticで計測された消費カロリー量をMyFitnessPalが読み出していることが分かる(右図で、「ランニング/ジョギング」として表示されている値)。
今回は、RuntasticとMyFitnessPalを使って、ランニング時の消費カロリー量を1日の摂取可能カロリー量に反映させることを試したが、アプリによっては他のことも可能だ。自分の目的にあったアプリを探し出せれば、ヘルスケアの利用も増すだろう。
また、登場が待たれる「Apple Watch」などのウェアラブル製品を使って脈拍や体温などを計測すれば、ヘルスケアを活用する場面も多様化すると思われる。
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