家庭用プリンタで電子回路を印刷できる「AgIC」が1億円を調達

 電子回路のプロトタイピングのためのツールを開発するAgICは1月13日、約1億円を調達したことを発表した。このうち、借入分が3600万円、増資分が6000万円となる。第三者割当増資の割当先はTomyK、 East Ventures、中国Yoren、その他事業会社および個人投資家6人となる。

 AgICは、銀ナノインクのペンと専用紙で簡単に電子回路を描くことができ、家庭用のプリンタでも電子回路を印刷できるサービス。すでに日本と米国で製品を販売している。今後は、より多くの人が電子工作を楽しめるようキットなどの製品ラインアップを拡充するほか、電子工作のレシピを共有できるウェブサービスの開発などを進めるという。

 AgICの取締役でもある鎌田富久氏が代表を務めるTomyKからは2度目の調達となる。また、中国上海市のYorenとは、出資と同時に中国国内での広告関連事業における業務提携を行い、中国での広告関連事業の拡大を目指すとしている。


「AgIC」

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