ソフトバンク、「アメリカ放題」でSprintのLTEネットワークが利用可能に

 ソフトバンクモバイルは12月24日、米国SprintのネットワークでLTE国際ローミングを提供開始し、米国内の通信料金定額サービス「アメリカ放題」でLTEによる高速データ通信が利用可能になったと発表した。

 アメリカ放題は、ソフトバンクが買収したSprintとのシナジーの第2弾として9月19日に開始。一部地域を除く米国本土に加え、ハワイやプエルトリコ、バージン諸島において、追加料金なしで通話やインターネットを利用できる。米国内への通話やメール、米国内から日本国内への通話やメールを追加料金なしで利用できるのが特長で、テザリングも利用可能だ。


 iPhone 6/iPhone 6 Plus、iPad Air 2、iPad mini 3の契約者を対象としており、スマ放題の「データ定額パック」5Gバイト以上の加入者には無料(申し込み不要)で提供。2Gバイトの加入者には月額980円で提供するが、当面はキャンペーンとして無料で提供するとしている。当初は3Gのみでの提供だったが、サービス発表時の公約通り2014年内のLTE提供開始を果たした。

 なお、従来のLTE国際ローミングでは12月26日より対象事業者に、中国China Unicom、中国China Mobile、台湾Far Eas Tone、スペインXfera、イスラエルPartnerを追加。中国でのLTE国際ローミング提供は同社初、イスラエルでの提供は国内携帯電話事業者初になるという。LTE国際ローミングの対象国・地域は28に拡大した。

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