Nokiaの「HERE」が、中国の検索企業Baidu(バイドゥ)のマッピングサプライヤーになった。Baiduのモバイルおよびデスクトップ向け地図サービスを中国国外に展開するのが目的だ。
Nokiaによると、前もって海外旅行を計画中の「世界中を旅する」中国人旅行者向けに、Baiduによる位置情報サービスのサポートを向上することを支援しようという狙いだという。
この提携で、Baiduのデスクトップ版地図、および「iOS」「Android」版地図アプリは、中国本土以外の地理を示す際にHEREを利用することになる。この提携は、まずは台湾から開始し、「その他の国や地域はさらに後の段階で」対象とするとNokiaのHERE部門は述べている。
Baiduは、海外を旅する中国人向けに位置情報ベースのサービスを提供する最初の中国企業となる見込みだ。Nokiaはさらに、中国人海外旅行者の数は2013年に9700万人に達したとしている。
また、Nokiaは、Android向けにHEREマップのベータ版をより広範な地域を対象に提供開始したことも明らかにした。同アプリは、世界中で「Google Play」ストアより入手できる。これまでは、here.comからアプリを「サイドロード」する必要があった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」