「Unzip Online」は、オンラインで圧縮ファイルを解凍できるウェブサービスだ。圧縮ファイルを1つずつしか処理できない同等サービスと異なり、最大10個までの圧縮ファイルを同時にアップロードして解凍できることが特徴だ。
サイトを開いたらまず、ローカルの圧縮ファイルをアップロードするか、もしくはオンラインの圧縮ファイルを直接読み込むかを選択する。ファイルの指定が終わったら「UPLOAD QUEUE」をクリックしてアップロードを実行。ファイルを指定した段階で圧縮形式と容量が表示されるほか、アップロードが始まると進捗がバーで表示されるのでわかりやすい。
解凍が終わると画面の下にファイルの一覧が表示されるので、必要なファイルをクリックしてダウンロードする。セキュリティパスワードがかかった圧縮ファイルも、途中でパスワード入力を促す画面が表示されるので、そこでパスワードを入力することで問題なく解凍が行える。
同等サービスと同様、日本語のファイル名は文字化けするが、ダウンロードそのものは問題なく行えることが多いようだ。ちなみにファイル名を表示する際にUTF-8以外の文字コードに切り替える機能もあるが、日本語で用いられるほかの文字コードが選択肢にないため、試した限りでは日本語ファイルの文字化けを直す用途には使えなかった。
本サービスを同等サービスと比較した場合の強みは、最大10個までの圧縮ファイルを同時にアップロードできることだ。ファイルサイズも最大200Mバイトまで対応と、そこそこ余裕があるので、大容量の圧縮ファイルを複数アップして必要なファイルを探す用途には重宝する。使い終わった圧縮ファイルはごみ箱アイコンをクリックすることですばやく削除できるのもよい。
その一方、対応している圧縮形式は7z, bar, bz2, bzip2, gz, gzip, jar, rar, tar, tbz, tgz, war, xz, z, zar, zipの計16種類と少ない。同等サービスでは対応していることが多いlzh形式も含まれていないため、ローカルの解凍ソフトで対応できない圧縮ファイルを処理する目的には不向きだ。用途に応じて、前回までに紹介した「B1 Online Archiver」、「WOBZIP」などと使い分けるとよいだろう。
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