「B1 Online Archiver」は、圧縮ファイルをオンラインで解凍できるサービスだ。解凍ソフトがインストールされていないPC上でファイルの解凍を行うのに役立つほか、あまりメジャーではない方式で圧縮されたファイルを解凍したい場合にも重宝する。
使い方は、サイトトップページで「Click Here」をクリックし、ローカルにある圧縮ファイルを指定するだけ。すぐさまアップロードが行われ、解凍されたファイルがツリー状に表示されるので、あとは必要なファイルをクリックしてダウンロードすればよい。サイトの表記は英語だが、シンプルな操作性なのでとくに迷うことはないだろう。
対応しているファイル形式は、b1, zip, jar, xpi, rar, 7z, arj, bz2, bzip2, tbz2, tbz, txz, cab, chm, chi, chq, chw, hxs, hxi, hxr, hxq, hxw, lit, cpio, deb, gz, gzip, tgz, tpz, hfs, iso, lzh, lha, lzma, rpm, tar, xar, z, taz, xz, dmg, cb7, cbr, cbt, cbzの45種類と、前回紹介した同等サービス「WOBZIP」に比べてはるかに多い。日本語ファイル名が文字化けしがちなのはこちらも同様だが、その確率は他サービスに比べて低いほか、ダウンロード後に問題なく閲覧できる確率も高いようなので、本サービスを利用するメリットは大きいと言える。
機能は全体的にシンプルで、それゆえ複数の圧縮ファイルをまとめて指定できる機能やオンライン上の圧縮ファイルを指定できる機能、さらに連携するオンラインストレージに直接保存するといった付加機能は用意されないが、パスワードがかかった圧縮ファイルも問題なく解凍できるなど、基本機能に不足はない。ファイルのツリー表示ではファイルサイズも表示されるのでダウンロード時の目安になるほか、ファイルの拡張子に応じたアイコンも表示されるなど、見た目のわかりやすさにも配慮されている。
また解凍されたファイルはページを閉じて数分経てば削除されるほか、手動ですぐに削除することも可能であるなど、最低限のセキュリティには配慮されている。ファイルが解凍できずに困った時に思い出したいサービスだ。
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