写真共有サービスのInstagramは米国時間12月10日、1カ月間に少なくとも1度このサービスを使用したユーザーの数が、新たな節目となる3億人に達し、過去9カ月で50%の急増を記録したと発表した。同社は、3月にユーザー数が2億人に達したと発表していた。
Instagramは加えて、1日あたりに共有される写真と動画の数が合計7000万件を数え、3月時点の6000万件より増えていることを明らかにした。なお、同社は2年前にFacebookに買収されている。
「このコミュニティーが成長しているのを見ることは大きな喜びだ」と、Instagramの最高経営責任者(CEO)を務めるKevin Systrom氏は声明の中で語った。
Instagramは投資家から、Facebookの買収戦略のケーススタディとして注目されている。これは、Facebookが、買収した一部の企業に対してある程度独立した部門として運営することを認めているためだ。8月時点で6億人の月間アクティブユーザーを抱えるメッセージングサービスのWhatsApp、そして、仮想現実(VR)技術メーカーのOculus VRは、どちらもFacebookがこの1年間に買収した企業だが、同様にある程度独立した部門として運営されている。
Instagramの場合、現在も詐欺やスパム的な投稿の送信に関わったアカウントを無効にしてスパムを排除する取り組みを続けており、その中で判明したユーザー数の伸びは、同社の取り組みがうまくいっていることを示すものでもある。調査会社eMarketerによると、米国では、スマートフォンユーザーの6人に1人がInstagramを利用しているという。また、これらユーザーの大部分となる約79%は、12歳から34歳までの年齢層が占めている。
Instagramはさらに、本人確認ができた一部のアカウントに対してバッジの付与を計画しているという。この取り組みはTwitterやFacebookと同じように、セレブや著名人のアカウントが本人のものであることをわかりやすく示し、パロディアカウントと区別できるようにするための措置だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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