宇根氏は、マーケティングと営業のボーダーは徐々に変わりつつあると見る。「最近は店舗に来店する人が少なくなりつつあり、営業よりもマーケティングから顧客にアプローチする方向にシフトしてきている」と説明した。
こうした中、「営業担当者もどのようなマーケティング施策がいかなる効果をもたらしたかを把握した上で営業活動を行うことが得策」という。その一方で、「顧客に直接接触する営業担当者からのフレッシュな情報も非常に有効で、例えば来店者に最適なキャンペーンの案内をマーケティング側からアプローチをするなどより高い効果が得られる」とし、マーケティングと営業向けのツールは常にシンクロしていなければならない点を強調した。
また、こうしたソリューションをIT環境で提供していくことを目指したツールがMicrosoft Dynamicsマーケティングだという。「テクノロジ企業でもあるマイクロソフトでは、それらの情報の分析を行い、例えば仮説を立てて次のマーケティングに役立ててもらう環境を提供することができる」と紹介した。
そして最後に、「営業、マーケティングの各担当者が相互に支援し合って顧客の購買決定を支援することが重要だ。それぞれのスペシャリストが活動しながらも、資産をバラバラではなく、顧客を中心に据えた一貫したアプローチが不可欠になる。そのためのツールとしてMicrosoft Dynamicsを今後も強化していきたい」と今後の抱負を述べた。
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