マカフィーは12月3日、日本市場向けに独自開発したAndroidスマートフォン向けの詐欺・迷惑電話防止アプリ「マカフィー セーフ コール」を発表した。データベースを活用し、外部からの不審な電話を自動的に遮断する。まずはKDDIの「auスマートパス」(月額372円)向けに12月4日から配信する。今後はNTTドコモ向けにも提供するという。
ユーザーは、「マカフィー セーフ コール」の設定画面に表示される3段階のレベルから自分に合ったセキュリティレベルを選ぶだけで、すぐにサービスを利用できる。アプリ内にある詐欺電話・迷惑電話番号リストや未知の電話番号から着信があった際には、分かりやすい表示で通知するか、自動的に着信を切る。また、ユーザー自身が着信を拒否/許可する電話番号を個別に設定することもできる。
このアプリでは、マカフィーのパートナーであるトビラシステムズが提供する、リアルタイムで更新される高精度の「詐欺電話・迷惑電話番号リスト」を活用しているという。今後はマカフィーのセキュリティの知見などを活用することで、リストの精度をさらに高めていく予定だ。
警察庁によると、1~10月の振り込め詐欺を含む特殊詐欺による被害総額は450億円を超え、同期間の振り込め詐欺の認知件数は、前年同期と比べて約2割増加、被害総額は同約5割増加しているという。また、“オレオレ詐欺”をはじめとした振り込め詐欺全体での被害額は、過去最悪だった2013年を上回るペースで増加しているそうだ。
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