スマートニュースは12月1日、ニュースアプリ「SmartNews」のパートナー向け事業戦略説明会で、経済ニュースに特化したニュースアプリ「NewsPicks」と広告分野で協業することを発表した。スマートニュースのSVP/執行役員広告事業開発担当である川崎裕一氏が明かした。
両社はまず、スマートニュースとミクシィが8月より共同開発を進めてきたネイティブ広告ネットワーク「SmartNews Ad Network」と、ユーザベースがNewsPicks向けに開発しているアドネットワークシステムを統合し、連携していく方針。さらに今後は、アドネットワークに限らず多様な広告商品で協業していくという。
ユーザベース代表取締役共同経営者の梅田優祐氏は「スマートフォンの時代になり、広告の仕組みがリセットされた。どういうものを作ればいいのか僕らも社内で散々考えてきたが、川崎さんと会って話すなかで“思想”が非常に合った。ゼロから作り上げる時に最も重要なのは思想だと思う」と、協業を決めた理由を語った。
SmartNews Ad Networkには、ミクシィ、グリー、ディー・エヌ・エー、サイバーエージェント、産経デジタル、毎日新聞社が参画する。ミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏は、「FacebookやTwitterが新しいモバイル広告を提案しているが、SmartNewsではそれ以上のイノベーションを起こせる」と期待を寄せた。
スマートニュースは12月1日にモバイルニュース広告事業を開始した。動画広告の「SmartNews Premium Movie Ads」と、ネイティブ広告の「SmartNews Standard Ads」の2商品を軸とし、モバイル環境に最適化された広告を販売する。
なお同社によれば、12月1日時点でのSmartNewsの日間アクティブユーザー数(DAU)は200万以上、Monthly Active User(MAU)は400万以上で、ユーザーによるサービスの利用頻度を示すEngagement Rate(DAUをMAUで割ったもの)は50%という。
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