スマートフォンメーカーMeizuは、同じ中国のライバル企業と比べると、海外での知名度はおそらく低いだろう。しかし、Meizuが北京で現地時間11月19日に発表した同社の最新主力スマートフォンは、業界と消費者を驚かせている。
新機種「MX4 Pro」は、標準的な2K解像度を上回る2560×1536の5.5インチディスプレイが搭載されており、546ppiのピクセル密度を実現している。
MX4 Proには、Appleの「Touch ID」に酷似した、「mTouch」という名称の指紋認証技術も搭載されている。Meizuによると、ホームボタンに埋め込まれたこの指紋認証センサはサファイアガラスで覆われており、指紋の読み取りからアンロックまでの応答時間は0.5秒だと説明している。
さらにMX4 Proは、オーディオプロセッサ「ES9018 DAC」とともに、バックグラウンドノイズを低減するために2個のフィルムコンデンサと複数の抵抗からなる新しいパッシブフィルタを採用し、プロフェッショナルアンプ「OPA1612」も搭載する。Meizuは、同社がハイエンドのオーディオプレーヤーを製造してきた長い歴史があるとした上で、「Retina Sound」という名称を使うことで、ハイエンドなオーディオ品質の導入で自社が先導する立場にあることをアピールしている。これは、製品にRetinaの名称を採用したときのAppleのやり方を真似たものだ。
MX4 Proは、そのほかにも、8コアプロセッサ「Exynos 5430」や「Mali T628 MP6」GPU、3GバイトのRAMを内蔵し、20.7メガピクセルのソニー製「IMX220 Exmor RS」背面カメラと5メガピクセルの前面カメラを搭載し、LTE接続対応、3350mAhのバッテリ、「Android 4.4」システムを搭載している。
同主力モデルは、16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトのストレージオプションが用意され、容量が最も低い16Gバイトモデルの価格は2499元(408ドル)となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」