審査員賞はうんちで健康管理の「ウンログ」−−ドコモ・イノベーションビレッジ第3期 - (page 2)

審査員・オーディエンス賞は「ウンログ」

 イベントでは、ドコモ・イノベーションビレッジのメンターを中心とした審査員とオーディエンスによる投票によって賞が選ばれた。審査員・オーディエンス賞を受賞したのは、「ウンログ」を提供するウンログだ。


ドコモ・イノベーションビレッジの第3期の参加チームと、審査員のNTTドコモ取締役常務執行役員の中山俊樹(中央)とジョッキンゼーの朝倉祐介氏(右から二番目)

 同日には、第4期のプログラムの詳細も発表された。4期からは、従来のインキュベーションプログラムだけでなく、ドコモのアセットを積極的に活用した支援をしていく。

 具体的には、ドコモがこれから進出を目指している生活産業やヘルス事業、教育領域などに対して協業が見込めるベンチャー企業とアライアンスを組む「テーマ型アライアンス枠」を設置。ベンチャー企業の創造力と、ドコモのアセットを活用したビジネスプランの共同検討や実証実験などを行っていくという。インキュベーションとテーマ型アライアンス枠を踏まえて、第4期は12月よりチームを募集する。

秋元副社長「エコシステムが確立されつつある」

 ドコモ・イノベーションビレッジを指揮するNTTドコモ・ベンチャーズ取締役副社長の秋元信行氏に対して、イベント終了後に話を聞いた。

 第3期では、前回同様に約100チームほどの応募が集まったなか、4チームと第1期や第2期に比べて少数精鋭のプログラムとなった。その理由として「起業環境が整ってきたいまだからこそ、より事業化や成長可能性のあるベンチャーを見極めることが必要」と、採用基準の底上げを狙った結果だと語る。3期で選ばれたベンチャーの多くが、自身の得意とする技術をきちんと理解し、どのようにサービス開発すべきかを考えているチームであると評価した。

 また、第1期、第2期プログラムに参加したベンチャーも継続的に支援している。その中には成長見込みのある企業や、ドコモとのシナジーが期待できることから、より深い協業や事業提携などが見込める企業もあるとし、1年半以上実施してきたイノベーションビレッジにおけるエコシステムが次第に確立されつつあると語った。

 「ドコモと戦略的なシナジーが図れるベンチャーとともに、新しいチャレンジに取り組みたい。ベンチャーの人たちは、ドコモを積極的に活かして成功へと進んでもらいたい」(秋元氏)。

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