シャープは11月12日、デジタルサイネージ用のインフォメーションディスプレイに、4K解像度を実現した70V型の「PN-H701」と、4枚を組み合わせることで4K再生ができる55V型の「PN-V551」を発表した。両モデルともに発売は2015年2月。デジタルサイネージ市場においても4K解像度を推進していく。
シャープでは2005年に45V型の液晶ディスプレイでデジタルサイネージ市場に参入。以来、大画面化とともに駅や空港などに大量導入するなど、この市場を創造してきた。フルHDが主流のデジタルサイネージ市場に4K解像度を導入することで、よりリアルで高精細な表現ができるようになるという。
PN-H701は、3840×2160ピクセルの4K解像度を採用した70V型のサイネージ用ディスプレイだ。B0サイズの大判ポスターの横幅が収まる大型サイズながら、ベゼル幅9mmの狭額縁デザインにより、ディスプレイ本体を強調せず設置ができる。
サイズは894mm×幅1559mm×奥行き69mmのスリムデザインを実現。重量も約38kgと軽量で設置もしやすい。本体背面にはUSB端子を備え、USBメモリをさすだけで、静止画や動画、音楽ファイルなどの再生ができるメディアプレーヤー機能も内蔵する。HDMI端子4系統、ミニD-sub15ピン1系統を備え、MHLにも対応する。
55V型のPN-V551は、1920×1080ピクセルのフルHDモデルだ。複数のディスプレイで1つの大画面を構成するマルチディスプレイシステムで、ディスプレイ間のつなぎ目は3.5mmと狭く、つなぎ目が目立ちにくい。2×2画面の組み合わせで110V型の4Kディスプレイとして使用できるほか、さらに多画面を組み合わせて、大画面マルチディスプレイとしても使用できる。
独自の補正技術「SHARP UCCT(Uniform Color Calibration Technology)」を搭載し、ディスプレイの色ムラ、輝度ムラを大幅に低減。大画面で迫力ある映像を再生できるとしている。
サイズは684.3mm×幅1213.5mm×奥行き113.8mmで、重量約27.5kg。現行モデルに比べ約60%の軽量化を実現したことに加え、左右4カ所にハンドルを設置することで、運搬のしやすさも考慮している。
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