画面下のナビゲーションバーは、ミニマリズムを反映した改善が施された。ナビゲーションバーの右側に表示されている四角のボタンは、これまでは「アプリ履歴」ボタンだったが、Android 5.0では「概要」(Overview)メニューと呼ばれている。これまでは、画面の横側に、中サイズのサムネイルが表示されるタイルの小さなバーが現れていたが、Android 5.0では画面の中央にアプリを開くようになっている。概要メニューは画面全体を使い、アプリはそのアプリを最後に使った時点の画面が表示されたカードを重ねたように表示される。筆者はこの新しい表示方法を気に入っているが、「すべてを閉じる」機能があればさらに便利だろう。
出先でマルチタスクをするユーザーを直接的なターゲットとしているわけではないが、GoogleはNexus 9で作業をする場合のために、キーボードケースを用意している。Androidの印刷機能と近距離無線通信(NFC)機能を組み合わせれば、Nexus 9をノートPCと同様の目的で使うこともできるようになっている。
Nexus 9の堅実なスペックは、このデバイスの最大の魅力の1つだ。これは64ビット版の「NVIDIA Tegra K1」を採用した最初のタブレットであり、さらに2.3GHzのデュアルコア「Denver」CPU、192コアの「Kepler DX1」GPUも搭載している。また、高速なWi-Fiの標準である802.11ac、Bluetooth 4.1、NFCを内蔵している。
「Nexus 7」と「Nexus 10」にmicroSDカードスロットがなかったことを考えれば、このモデルに拡張スロットがないのも驚くことではないだろう。Googleは同社が提供するクラウドベースのサービスを利用することで、メモリカードの必要性をなくそうとしている。Nexus 9では、内蔵ストレージが16Gバイトと32Gバイトのモデルしか用意されていないのも、この方向性を後押ししている。Googleによれば、4G LTEを使用できる32Gバイトモデルが近く発売されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力