用意されているカラーは、ブラック、ホワイト、ゴールドだ。背面は滑らかなつや消し仕上げで、角が丸く持ちやすいものになっている。指を掛けるのに十分な幅の、ヘアライン加工のメタルフレームがボディの周囲を囲んでおり、ベゼルの汚れが最小限に抑えられるようになっている。
タブレットの右側には、ほとんど出っ張りのない目立たない電源ボタンと音量ボタンが付いている。これらのボタンは目に付きにくく、Nexus 9のすっきりしたデザインに貢献している。ただし、よく見なければボタンの位置が見つけにくいという欠点もある。また、前面の上部ベゼル中央には、枠に沿って上手に隠れる形で、2つのスピーカーが置かれている。
Nexus 9の持ち心地はよい。丸い角は横向きに持ったときに手のひらの中に快適に収まり、背面パネルの滑らかな感触は、指先に心地よく感じられる。手が大きい人であれば、このタブレットを片手でも持つことができるだろうが、筆者のように手が小さいユーザーにとっては少し大きすぎ、縦向きに持つ場合、しっかりと支えるのは片手では難しい。
薄さと、バランスのよさを争う競争においては、Nexus 9はAmazonのFire HDX 8.9とiPad Air 2の中間であり、厚さでも重さでもほぼ同等だ。サイズのわずかな違いは、それほど大きな問題ではないと考えることもできる。装飾性の少ないNexus 9の外見は、デザインに真剣にこだわるユーザー以外には問題にならないはずだ。
Nexus 9は、Googleの最新OSであるAndroid 5.0 Lollipopを搭載する初めてのタブレットだ。この改良されたOSには、「Material Design」と呼ばれる最新のフラットなデザインが用いられている。このインターフェースは新鮮であり、この最新のGoogleタブレットを視覚的に引き立たせてくれる。
Android 5.0の主な新機能には、対話的に操作できるロック画面通知や、修正されたクイック設定メニュー、改良された最新のアプリの機能などが含まれる。通知はプルダウンメニューの他にロック画面にも分かりやすく表示されるようになり、スワイプでアンロックしなくても、通知を消したり、対応するアプリを起動することができる。どのアプリの通知を表示するかはユーザーが設定可能だが、Android 5.0ではこれを自動的に設定しようとする。
画面上部から下にスワイプすると現れるクイック設定プルダウンメニューには、「Google Now」のホームページに似たカード形式で通知が表示される。画面の上から下まで1度スワイプすると、通知が表示される。さらにもう1度スワイプすると、メニューが展開され、輝度やWi-Fi、フラッシュなどの便利な設定ショートカットが現れる。
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