Twitter、性差別反対を訴えるNPOに協力--オンラインハラスメント対策で

Edward Moyer (Special to CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2014年11月10日 11時51分

 「#FBrape」キャンペーンを推進している団体の1つであるWomen, Action & the Media(WAM)は、どうすればTwitter上の性的ハラスメントを監視できるのかを研究するため、Twitterと協力することを明らかにした。#FBrapeとは、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookの「残酷で無神経なコンテンツ」の投稿に関するポリシーを変更させるに至ったキャンペーンだ。

WAMのウェブサイトに掲載されている画像。現在はTwitterと協力している同団体は、Facebookにオンラインハラスメントの扱いを変更させるきっかけとなっている。
WAMのウェブサイトに掲載されている画像。現在はTwitterと協力している同団体は、Facebookにオンラインハラスメントの扱いを変更させるきっかけとなっている。
提供:WAM

 WAMは先週、「これまで追跡や分析がされていない性的ハラスメントの詳細をユーザーが報告」できるオンラインフォームを開設したと発表した。

 同団体は声明の中で次のように述べている。「WAMはTwitterに提供する検証済みの報告を増やし、さまざまな種類の性的ハラスメントに対するTwitterの対応を追跡する。試行期間の最後に、WAMは収集したデータを分析し、それを利用して性的ハラスメントがTwitterのプラットフォーム上でどのように作用するか理解を深めるためにTwitterと協力し、対応の改善を図る」

 ここ数カ月、オンラインハラスメントは議論の対象として再浮上してきた。ビデオゲーム業界では「Gamergate」と呼ばれる論争が起こり、ゲームの中における女性への差別的なイメージを訴えた女性評論家が、ネット上で殺害やレイプの予告を受けた問題が取り上げられた。人気ゲーム「World of Warcraft」の開発元として、ゲーム業界に大きな影響力を持つ開発会社の1つであるBlizzard EntertainmentのMike Morhaime氏は11月7日、そうした脅迫を非難する声明を発表し、ゲームコミュニティは「敬意を払う姿勢を強めていく」必要があると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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