中国のXiaomi(シャオミ)は現地時間11月4日、インターネットTVコンテンツの拡充に最大10億ドルを投入することを明らかにした。
Xiaomiは今回の資金投入について、同社の公式Weiboブログへの投稿で明らかにした。北京を拠点とする同社は、新設したばかりの同社テレビ部門に資金を投入することで、Alibaba、Tencent、Baidu(バイドゥ)など、最近インターネットTV市場に対して資金を投入した他の中国企業に対抗する意向だ。
Reutersの報道によると、Xiaomiのテレビ部門を監督し、コンテンツをより「多様で素晴らしい」ものにする任務に、Sinaの元幹部であるChen Tong氏が起用されたという。記者会見に臨んだ同氏は、Xiaomiの今後の計画について次のように述べる以外、ほとんど明らかにしなかった。
「われわれは、Xiaomiのハードウェア統合モデルの成功をテレビ業界でも繰り返したいと考えている」(Tong氏)
Xiaomiは、低価格なスマートフォンで最もよく知られており、同社はほかにも「Mi TV」や「Mi Box」セットトップボックスを提供している。これらの製品は、自社製品で薄利を得る同社の標準的な手法に従っているが、コンテンツプラットフォームを提供することで、付加的な収入源を生み出すことが可能になっている。
市場調査会社のiResearchによると、ウェブテレビ業界は、2014年におよそ30億ドル規模に達したという。
Xiaomiは、世界第3位のスマートフォンメーカーになったと見られている。調査会社IDCによると、第3四半期の世界スマートフォン出荷台数は25.2%増加し、合計で3億2760万台に達したという。出荷台数の1位はサムスンで、2位以下はApple、Xiaomiとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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