UPDATE Facebookは米国時間10月28日、同社第3会計四半期(9月30日締め)を発表した。Facebookにモバイルからチェックインし、写真をアップロードし、投稿を「Like」するユーザーが記録的なペースで増加している。それが広告主らを惹きつけ、同社の売上高と利益の増加につながった。
世界最大規模のソーシャルネットワークであるFacebookによると、第3会計四半期において同社サービスを毎日利用するユーザー8億6400万人のうちの81%以上が、携帯端末から利用しているという。Facebookに毎月アクセスするユーザーは13億5000万人で、そのうちの携帯端末ユーザーの割合が大多数を占めている。
広告もそれに伴って増加し、前年同期比64%増の29億6000万ドルとなった。携帯端末上の広告は広告売上高の66%を占めた。
Facebookはこの流れをさらに押し進めたいと考えている。その方法の1つは、新しいアプリを開発し、現行のアプリを改良することによって、新規ユーザーを同社サービスに引き込むことだ。Facebookは、アプリ開発者が同社ネットワークに接続するためのソフトウェアツールも開発している。例えば、広告サービス「Atlas」やコーディングツール「Parse」といった製品だ。
Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は電話会議で、「今後数年間のわれわれの目標は、Facebookをクロスプラットフォームのプラットフォームとし、開発者が自分のアプリをすべての主要なモバイルプラットフォームにわたって構築、拡張、収益化できるようにすることだ」と述べた。
月に少なくとも1回はFacebookにアクセスするモバイルユーザーの数は、前年同期比29%増の11億2000万人になった。毎日同サービスにアクセスするモバイルユーザーは7億300万人で、前年同期から39%増加した。
第3会計四半期の総売上高は32億ドルで、前年同期から59%近く増加した。利益は8億600万ドルで、前年同期のほぼ2倍だった。
Facebookによると、株式報酬などの費用調整後の1株あたり利益は43セントで、アナリストらの予測を上回った。ウォール街の予測は、売上高31億2000万ドル、1株あたり利益は少なくとも40セントだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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