10月21日〜10月27日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
新型タブレット「iPad Air 2」と「iPad mini 3」が発売となった。デバイスそのものよりも、セルラー版に同梱されていた新しい「Apple SIM」に注目が集まっている。Apple SIMは、携帯電話会社のネットワークを自由に行き来したり、旅行中に現地のネットワークに接続して安価にインターネットを利用したりできるというもの。
そのほか、Appleの決算、Tim Cook CEOの中国訪問、破産申請したGT Advancedとの和解や、Apple Payに関する米国内での騒動など、1週間のニュースを振り返っていこう。
Appleは2014年第4四半期決算を発表した。引き続き好調なiPhone販売を背景に、四半期決算として予想を上回る数字をはじき出した。iPhoneの販売は前年同期比16%増の3930万台。これには9月19日に発売したiPhone 6とiPhone 6 Plusも含まれている。
また、Macは550万台と前年同期比から21%増加。売上高は66億ドルに上った。売上高の面でMacを下回ったのがiPadで、前年同期比14%減の1230万台と予測に届かず、売上高も53億ドルに留まった。iPadの停滞についてTim Cook氏は「楽観視している」と述べており、タブレット普及が飽和に達したとの見方を否定している。
また、Appleは2015年初頭から、新たなカテゴリであるApple Watchを投入する。Appleの決算資料では、「Mac」「iPhone」「iPad」「サービス」(iTunes StoreやApp Storeなど)という分類が行われているが、Apple Watchについては、買収したBeatsの売り上げとともに「その他」に分類される。
アップル、予想上回る第4四半期決算を発表--「iPhone」販売好調(10/21)Tim Cook氏は中国を訪問し、馬凱副首相と会談した。内容については明らかにされていないが、報道によるとユーザー情報の保護に関する意見交換をしたとされている。
中国政府に対しては、同政府のインターネット検閲を監視している団体が、中国のiCloudユーザーに対するハッキング攻撃に、中国政府が関与しているとして批判している。中国政府はこれを否定しており、Cook氏はこうした報道に関するコメントを特にしていない。
また中国のメディアの取材に対し、中国国内のApple Storeを現在の15店舗から25店舗へ増加させると語っている。2014年12月のiPhone 5sの記録的な販売、そしてiPhone 6/iPhone 6 Plusの大規模な予約数など、中国でのiPhoneへの人気は高まっている。
アップルのT・クックCEO、中国副首相と会談--ユーザー情報の保護などで意見交換(10/23)米国のCVSやRite AidなどのドラッグストアチェーンがApple Payの取り扱いをブロックしたという話題が広がっている。これらのチェーンは、CurrentCと呼ばれるバーコードベースの独自の電子決済サービスを準備中で、顧客がApple Payに流れないようにするための措置とみられている。
Apple Payの開始から1週間、一部でトラブルが報告されていたが、快調な滑り出しを見せている。同じ米国のドラッグストアチェーンのWalgreensはApple Payに対応する初期の小売店に名を連ねており、前述のチェーンと対応が分かれている。
また、米国外でNFC決済が行えたという報告もある。ただし、米国で発行されたクレジットカードを設定したiPhone 6での決済であり、「iPhone 6/6 Plusを使っていること」「iCloudアカウントを設定していること」「米国内の対応銀行で発行されたクレジットカードを登録していること」などの条件を外れるものではない。
「Apple Pay」、米国外でも利用可能か--ユーザー報告(10/23)Appleが10月16日に発表したiMac、iPad、Mac miniなどの新デバイスと、iOS 8.1、OS X Yosemiteのファーストインプレッションが掲載され始めた。
iPad Air 2は画面サイズが変わらず薄型化を実現していることから、バッテリ容量が減少したと考えられていた。iFixitの分解によって、バッテリ容量の減少が確認された。A7より電源効率の良いA8Xプロセッサにより、少ないバッテリで従来と同じ稼動時間を実現したようだ。
iPhone 6/iPhone 6 Plusはディスプレイだけでなく、その表示の美しさに驚かされたが、ディスプレイが向上したiPad 2 Airも、同じような印象を受ける。そしてiMac Retina 5Kディスプレイモデルは、大画面で圧倒的な解像度を誇り、全く異なる体験を作り出している。
「iPad Air 2」の第一印象--さらに薄型軽量化された新旗艦タブレット(10/21)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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