楽天は、楽天市場の購入補償サービス「楽天あんしんショッピングサービス」を刷新し、補償対象範囲を拡大した。刷新後の内容は、11月1日以降の取引に適用される。
同サービスはこれまで、注文した商品が届かなかった場合のみを補償対象としていた。今後はこれに加え、(1)指定日に商品が届かなかった場合、(2)商品ページ上の商品説明と著しく異なる商品・欠陥品が届いた場合、(3)返品したが対応されない場合(交換品が送られてこない、両者で合意した金額が返金されないなど)も補償対象となる。
なお補償を受けられるのは、楽天会員としてログインし注文した商品の購入代金に限る。補償額の上限は配送料を含む30万円で、現金または楽天スーパーポイントで受けとれる。申請期間は注文日の翌日から90日以内で、申請した情報をもとに運営側が調査をする。その結果が通知され、補償額を受け取れるまで3~4週間かかる。
申請できるのは5回まで。楽天ではユーザーに対し、申請前に購入ショップに連絡し、商品などの状況を確認するよう周知している。ショップの営業時間に連絡したが3営業日(長期休暇を除く)を経過してもショップから回答がない場合、または納得のいく回答が得られない場合に申請してほしいとしている。
同社は現在、楽天市場の健全化に力を入れている。ユーザーに安心してショッピングを楽しんでもらうため、新たに、決済方法や配送、サポート、偽造品・海賊版撲滅の取り組みなどを説明するページ「安心・安全の取り組み」を作成。トップページからアクセスできるようにした。
◇楽天役員・河野氏の説明
楽天市場が「不当表示」から学んだこと
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