Googleは米国時間10月15日、台湾のHTCが製造した8.9インチディスプレイ搭載タブレットの「Nexus 9」、Motorola Mobilityが製造した6インチディスプレイ搭載スマートフォンの「Nexus 6」、そしてASUSが製造したストリーミングメディアプレーヤーで初の「Android TV」搭載機器でもある「Nexus Player」を発表した。これまでに発表された「Nexus」製品と同様に、これらの新製品は、GoogleのモバイルOSである「Android」の最新版を搭載している。あわせて、これまで「L」と呼ばれてきた同OSの名称は「Android 5.0 Lollipop」であることが発表された。
Nexus 9とNexus Playerは、17日から予約注文受付を開始し、11月3日に発売開始される予定。価格は、Nexus 9の16Gバイト版が399ドル、32Gバイト版が479ドル、LTE対応32Gバイト版が599ドル。Nexus Player(リモコン付き)は99ドルで、オプションのコントローラは40ドル。
Nexus 9は「HTC One M8」のように本体すべてがメタル製なわけではないが、側面でつや消しのメタル素材が採用されている。
Nexus 6は、流線形のアルミフレームに、2つの前面スピーカー、13メガピクセルのカメラ、Quad HDディスプレイを搭載する。また、「Turbo Charger」を利用することで、15分の充電で6時間使用することができる。29日から予約注文受付を開始し、11月に発売される。アンロック版、もしくは通信事業者との契約付きで販売される予定。米国ではSprint、US Cellular、AT&T、T-Mobileが販売する。Nexus 6のアンロック版は、32Gバイト版が649ドル、64Gバイト版が699ドル。
GoogleはNexus Playerを、初のAndroid TV搭載機器として打ち出している。Android TVは、セットトップボックスや「今回この種の端末として初めて発表された」とGoogleが言うAndroidゲーム端末向けに設計されたソフトウェアである。端末間を自由に移動するという概念に基づき、Googleは、テレビ上で開始したゲームをNexus Player、続いてAndroid搭載スマートフォンへと移動するような利用シーンを強調している。また、Nexus Playerは「Google Cast Ready」であり、「Chromebook」やAndroid、「iOS」のどれからでもエンターテインメントコンテンツを送信できる。
Googleは、Lollipopを数週間のうちに、スマートフォン「Nexus 5」、タブレット「Nexus 7」および「Nexus 10」、そして「Google Play Edition」の各種端末に提供開始することも明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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