Dropboxは米国時間10月11日、「Selective SyncM」と呼ばれる特定の機能で問題が発生したとの報告を「複数のユーザーから受けた」ことを明かした。Selective Syncは、自分が選択したフォルダだけがコンピュータと同期されるように設定できる機能だ。しかし、旧バージョンのDropboxソフトウェアのバグにより、同プログラムのシャットダウンや再起動が発生し、Selective Syncを利用するユーザーの一部ファイルが削除されてしまった。
Dropboxによると、同社はこの問題を修正して再発を防止するために、以下の措置を講じたという。
1)この問題をDropboxから排除するため、デスクトップクライアントにパッチを適用した。2)すべてのユーザーにアップデートされたバージョンのDropboxクライアントを実行してもらうようにした。3)この問題の影響を受けるすべてのバージョンのDropboxクライアントを排除して、誰もそれらのバージョンを使えないようにした。
Dropboxによると、同社はこのような問題の再発を防止するため、さらなるテストも導入したという。Engadgetが報じているように、Dropboxは影響を受けたユーザーの不満の解消にも取り組んでいる。
Dropboxはそれが可能な場合、失われたファイルの復元を試みている。さらに、影響を受けたユーザーに対し、「Dropbox Pro」(月額9.99ドルまたは年額99ドルで、最大1テラバイトのストレージスペースを提供)の1年間利用権も提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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