コミック・コミュニケーションは10月7日、漫画の吹き出しの中にあるセリフを自由に書き換えて送れるアプリ「コミコミ」を、Android端末向けに公開した。アプリのダウンロードは無料。iOS版も近日中に公開する予定だ。
コミコミは、「行け!稲中卓球部」や「寄生獣」「伝染るんです。」など、人気漫画の1コマのセリフ部分を書き換えて、友人にメールで送ったり、TwitterやFacebookなどのSNSに投稿してコミュニケーションがとれる画像加工ツール。
サービス開始当初は、講談社と小学館の作品を中心に約30タイトルを揃えた。コミコミでは、すべての作家に作品使用の許諾を取っているが、コミック・コミュニケーション代表取締役社長の國宇克信氏によれば、多くの作家が使用を快諾してくれたのだという。作品別に20~24個のコマがセットになったパックを購入する形を採用しており、価格は1パックにつき200円となる。
同社はサービスの提供にあたりKDDIと提携しており、コミコミ内にEメール(@ezweb.ne.jp)ですぐに画像を送れるボタンを設置。また、KDDIもメールアプリ内にコミコミの起動ボタンを新たに設置した。auユーザーはメールを書きながら簡単に漫画のコマを選んで、好きなメッセージを入れて送れるようになる。添付画像として送信されるため、フィーチャーフォンやPCでも閲覧できるという。また、auユーザーであれば一部のコンテンツを無料で利用可能だ。
KDDI サービス企画本部 パーソナルサービス企画部 サービスプラットフォームグループ 課長補佐の石井美佐恵氏は、コミック・コミュニケーションと共に、約1年にわたり同サービスの企画や開発を進めてきたと説明。最近は連絡手段としてLINEを始めとするSNSが用いられることも多くメールの存在感は薄れつつあるが、コミコミを通じて再びユーザーに訴求していきたいとした。
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