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ドコモ、太陽光発電の「グリーン基地局」で災害時でも安定供給へ

藤井涼 (編集部)2014年10月06日 15時37分
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 NTTドコモは10月6日、太陽光発電を活用する「グリーン基地局」のフィールド実験において、昼間に発電した余剰電力を効率的に蓄電し、災害時など商用電力の供給がなくなった際の基地局の予備電力の拡大と自活率を向上できる「パワーシフト制御」の実証に、業界で初めて成功したことを発表した。

  • 「パワーシフト制御」の概要

 これにより災害時など商用電力の供給がなくなった場合の、基地局の予備電力での運用可能時間を、従来の6時間から最大10時間まで伸ばすことができ、災害時や停電時でも顧客に安定した通信を提供できるようになるとしている。また常時、基地局の電力の自活率を従来の20%から30%に向上できるようになり、商用電力の使用量を10%削減できるとしている。

 同社は従来のグリーン基地局では、ソーラーパネルの発電と商用電力とを組み合わせて基地局の運営に必要な電力だけを供給する制御をしていたため、ソーラーパネルで発電した余剰電力が活用できていなかったと説明。今回のパワーシフト制御では、ソーラーパネルの発電と商用電力に加え、リチウムイオン電池の充電/放電を基地局に適した制御にすることで、ソーラーパネルの発電電力を無駄なく活用できるとしている。

 ドコモでは2013年3月から2014年3月にかけて関東甲信越地域に10局のフィールド試験局を配置してきた。今後はこのフィールド試験局を全国に拡大し、引き続きグリーン基地局やパワーシフト制御の効果を検証するとしている。そして、2016年度までに自活率を5割程度まで拡大し、商用電力への依存を少なくした携帯電話基地局の実現を目指すとともに、災害が想定される地域への対策として全国展開を図り、災害に強い基地局の構築を目指すとしている。

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