FacebookがサムスンやAppleなどに続いて、ヘルスケア業界への参入を計画しており、まずは同社ソーシャルネットワーク上のオンラインサポートコミュニティーの構築から着手するという。
Reutersは独占記事で、本件に詳しい3人の情報筋の話として、同社が、同じ症状を抱えるFacebookユーザーをつなぐオンライン「サポート」コミュニティーから取り組みを開始すると報じた。
これに加えて、別のチームが「予防的な」アプリケーションによって人々のライフスタイルの改善を支援する方法を検討しているという。このような種類のアプリは、「MyFitness Pal」と同じようなフィットネスやカロリー追跡を含むか、あるいは、栄養、運動、摂取が推奨される食品に関するガイドラインを発行する可能性がある。
Reutersの情報筋らによると、Facebookはこれまでの数カ月間に、「医療業界の専門家や起業家」と会合を開いており、ヘルス関連アプリをテストするR&D部門を新たに設ける予定だという。ただし、Facebookはまだ、アイデアの段階にあるにすぎない。
ヘルスケアは、同サイトに新規ユーザーを取り込むための手段となる可能性がある。オンラインコミュニティーは、健康問題を抱える人々を支援する貴重な情報源となることが多いからだ。「PatientsLikeMe」など、アドバイスに加えて患者同士をつなぐためのフォーラムを提供するウェブサイトやフォーラムは多数存在する。人気が高く、世界中で利用されているFacebookと融合することで、このようなコミュニティーが新たなレベルへと引き上げられる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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