アジアで活躍する同世代と切磋琢磨--ベネフィット・ワン アジアの森椙愛子さん - (page 2)

海外で活躍する同世代の姿が支えに

 プライベートでも似たようなことがありました。赴任して2~3カ月経ち、徐々に知り合いが増えてきてプライベートも楽しめるようになってきた頃、ふと、日本にいたときには少なからずいた「本当に困ったときに相談したい仲間」が自分にはいないように感じ、落ち込んだ時期がありました。自分は一人ぼっちなのではないかと、ちょっとしたホームシックでした。

――そのとき支えになったのは。

 自分と同じように日本から飛び出して頑張っている同世代の存在です。東南アジアをベースに起業したり、現地代表者として組織を運営している友人と知り合うようになって、自分は一人ではないことに気づき、とても励まされました。

 また同時に「私も負けたくない」「その輪に加わりたい」という刺激をもらい、責任者としての自覚のようなものがより芽生えていきました。また、色々な議論を交わすうちに、当社が提供しようとしているサービスの意義を、以前よりももっと信じられるようになった気がします。

――今後の目標を教えて下さい。

 まずはシンガポールで展開するサービスを形にし黒字化させること。もう1つは、ベネフィット・ワンがグローバル企業になる一端を担うこと。現在は各拠点がそれぞれ現地でサービス提供をしていますが、国を超えて連携し、より価値あるサービスを提供できるような会社にしていきたいです。自分の中ではまず3年という期限を設け、取り組んでいきたいと考えています。

 また将来は、先ほど支えになったと話したような経営者などの仲間が世代を超えて集まり、気軽に話ができる場を作りたいと思っています。想いを持って仕事に取り組んでいる熱い方々をサポートできる人になりたいです。

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